ビジネスに必要なものは『原因論』による「分析」か?『目的論』による「問題解決」か?

アルフレッド・アドラーの「嫌われる勇気」はご存知でしょうか?

心理学では「目的論」と言いますが、具体的には「原因論」と「目的論」の2つに分かれていて、心理を扱うことはビジネス上でとても大事になってきています。

今は特に「目的論」が重要な時代になっていると考えられますし、ビジネスは「目的論」で進めなくては成立しません。

そこで「目的論」についてをお伝えしたいと思います。

失敗した原因を探れ!次からは絶対に失敗するなよ!

何が原因だったかわかったら、対処法をすぐに考えろ。

私が社会人になった頃は、よく先輩からこのように教えていただく機会が多かったことが記憶に残っています。

失敗から学ぼうと考えた僕は、こう考えていました。

「なぜ失敗したのか。」「なぜミスを犯してしまったのか。」「なぜ私は遅刻をしてしまったのか。」なぜ私は夜遅くまで飲み歩いてしまったのか。。」って。

このように考えることは、全く悪いことではないと思います。ただ、今思えば『社会人になったら仕事優先で生きるべき!!』そんな時代でしたから、現代とは、そもそもの考え方が違うかもしれません。

失敗から学べること

失敗から学ぼうとするしてしまうと、前述のような考えや発想に辿り着くのは当然だったかもしれません。

なぜなら、失敗をすると「お客様を待たせてしまう。」「お客様に迷惑がかかる。」その上、「同僚にも迷惑がかかる。」そう考えたら、当然「失敗」という言葉を中心に考えてしまうため「失敗をしないために。」と考えるのは当然でしょう。

失敗は成功の元

失敗を続けていた私が、その頃よく思い浮かべていた言葉は『失敗は成功の元』という言葉。

「失敗してもいいんだ。大丈夫。次はきっと上手くいく。」と自分に言い聞かせながら日々過ごしていたことを思い出します。

失敗から学べることは『改善』です。

もっとも、自分を変えることしか解決方法がなくて、失敗をしないために何をしたらいいか…失敗しないためにどうするべきか…と考えていました。そしていつの間にか、自分に火の粉が降りかからない方法ばかりを探すようになっていたように思います。

実際に、企業勤めの社会人である。ということは、そういうことかもしれません。

でもいつの日か、それでは自分がやりたいこと、叶えたい夢、なりたい自分になることができないと気付いて、退職を決意したことを覚えています。

失敗を恐れない勇気

再び、私の過去についてお話しますが、退職を決意した私が、自分の将来に目を向け始めた時のことです。

私が、将来に目を向け始めてから起きたことは「夢」や「目標」が明確になったのです。

  • 「夢」は、誰かに敷かれたレールの上を歩かなくても、自立できる社会環境をつくること。
  • 「目標」は、お客様の役に立てるデザイナーになること。

将来の自分像は、過去の私から脱却する方法を導いてくれました。

この事実から、何をお伝えしたいか?というと「叶わないかもしれない夢」と「少し遠い目標」ができたことで「これで僕は僕らしく動き出すことができる!僕らしく生きていくことができる!!」と気付くことができたのです。それが導き出せた時、涙が出るほど感動したのを覚えています。

ですが、大事なのはここから。実は、この「夢」と「目標」が決まってからが大変でした。

  • 自分が、いつまでに何をしなくてはいけないか?
  • 自分は、どんな経験をしていく必要があるのか?
  • 自分は、何を大事にしているのか?

「夢」や「目標」ができることで、突然現実的なことが目の前に現れたからです。つまり、自分自身の行動を計画しなくてはいけなくなりました。

というのも、もっともっと深く考えなくては、到底叶えることはできない。と思ったからです。

これまでは「失敗」を「改善」することを繰り返していた私でしたが「それだけでは足りない!すり足でも良いから勇気を持って動かなくては、人生は変えられない。」と思い始めたのです。

このことから、失敗から学ぶ「教訓」や「改善策」よりも、未来に向かって「今を生きること」の方が、自分らしく生きるために繋がっている。と、気付くことができました。

見えない失敗と向き合うことは勇気が必要です。でも、これに勝つことができないと、想像する未来には決して辿り着けないと思います。

ビジネスの価値を生むためには、目的が大切

私の個人的な話をしてきましたが、ビジネスで必要なことは、生きていくことと似ている。と感じます。ビジネスを一人の人間として例えると

  • 「ビジネス力」は「人間力」とイコール
  • 「販売促進」は「お客様とのコミュニケーション」
  • 「デザイン」は「他人からの見え方(魅せ方)」
  • 「マネジメント」は「運動神経」

だと思えるのではないでしょうか。(実際に「法人」という人格をいただくことからも納得できます)

その上で、私が寝坊したことを反省して原因を追求する。分析する。そして改善する。これを続けていたら、今頃どうなっていただでしょう。きっと、会社員という人生を変えることはできなかった。と思います。

このように、ビジネスを始める。ビジネスを続ける。という行動は、お客様や社会情勢に合わせて変えていかなくてはなリません。そのためには、やっぱり、ビジネスをする者が目的を持って行動をしなくては、誰も幸せにすることができない。と感じています。

「分析」を「成果」に変える

「分析」が悪いとは思いません。分析から生まれてくる「改善」というのは、社会人として大事なことです。なぜなら「改善」は、社会性を育てるから。

社会においての協調性や共感など、自分以外の誰かと協力するには「改善」は重要です。そのために「分析」が必要で、そのために「原因を探る」という行為はとても重要なことだと思います。

ただ、社会性ばかりが育っても、未来を創ることはできません。ですから、その改善を誰かと共感し共有するために、自分自身の「次の行動」が必要になります。それが「問題解決」です。

「改善」をした上で「将来に対して問題解決」を行えなくては、より良い「成果」には辿り着けません。『改善と問題解決を順番に行って成果に変える』これは、未来を創るためにはとても重要なことだと思います。

「未来の価値」は『光』

まずはやってみよう!と思うけれど、失敗はしたくない。

これは、誰しもが思うことで当然でしょう。私だって、自ら失敗をするために行動することは、ほとんどありませんから。笑(検証する場合は、あえて失敗を選ぶこともあります。)

でも「未来の価値」が何か?がわかっていれば、勇気を持って行動できると思いませんか?

私の経験にもあるように、目標をつくって目的に向かって動き出すことができたら、次を選択する必要が生まれました。でも、次を選ぶ時には「成功するか失敗するかわからない。」というリスクもあります。(大企業に勤めていたから、失敗したら死ぬな。と思っていました。)

だから、とても不安だったし、いざ行動を起こす時にものすごいプレッシャーと勇気が必要だったことのを覚えています。(ここだけの話ですが、わざわざ銀座まで出て、夜な夜な占い師さんに占ってもらいましたし。笑)

ただ、そのリスクを負ってでも、勇気ある行動ができれば、見えてくるものがあります。それは『希望という光』です。この「光」は、私にとって「未来の価値」でした。

当時の私には「その光が未来の価値」だとはわかりませんでしたが、リスクというのは未来の光を見つけるためのものだと考えています。理想や予想通りに形になることはなくても、未来の光を見つけるためにリスクを取る。と考えることができれば、恐れは小さくなると思います。

未来への投資は『失敗』ではありません。『光を見つけるための行動』です。その考え方が、ビジネスで成功するためには必要な行動だと思います。

現在の社会の方向性と目的論

これまでの話からお分かりかと思いますが、自分の思い描く世界を形にするには、目的を持たなくては、次の選択をすることはできませんから、成功する姿は見えてきません。

ですから、ビジネスを成功に導くためには、原因論ではなく目的論が正しいのです。ただ、これは『目的論が絶対だ!』と言っているのではありません。原因論の先に目的論が必要だとお伝えしたいと思っています。

ビジネスを成功に導くためには、時代に乗ることも大事です。でも、目的を持った活動に賛同してもらうえなくては、ブランド価値が育ちません。それが、ビジネスを続ける。ということだと思います。

あなたのビジネスには、どんな目的がありますでしょうか?

いつかお聞かせいただける機会をもらえましたら幸いです。

結果的に「分析」と「問題解決」はどちらが大事?

「分析」も「問題解決」もどちらも大事なのですが、ビジネスを行うには、圧倒的に「問題解決」が大事になります。

  • 社会全体の流れに合わせてビジネスを変化させる。
  • お客様に合わせてビジネスを変化させる。
  • お客様に自分たちがやっている理由を理解してもらって協力してもらう。

この3つを叶えられなくては、ビジネス継続は、非常に難しい時代だと感じています。

ぜひビジネスの「目的」を明確にしていただいて、お客様に喜んでもらえる商品やサービスを展開していただけましたら幸いに思います。


サブファイ ブランディング パートナー 神田
info@subphy.com

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