コンテンツマーケティングは、現代では主流のマーケティング手法です。ただ、この傾向は今後さらに高まりますし、むしろ、永遠に続くでしょう。その理由は2つ
- お客様がそれを欲している
- 時代が本質に向かっている(グーグルも着手している)
これを理解して素早く着手できれば、きっと衰退している中小企業にも光が見えてきます。すでに取り組んでいる企業も多いし、大企業も取り組み始めているので、目の前のお客様のために動けているうちに、早めに着手されることをおすすめします。
ショッピングサイトを立ち上げて、商品もたくさん載せてあるのになかなか売れない。やっぱりAmazonは脅威だな。。もっとオリジナリティがあってデザイン性の高い商品ラインナップを用意しなくちゃいけないだろうか。
販売方法として、限定販売にしたり、一度当社で買ってくれた人には、再購入で割引対象になるように仕組みは整えているけど、販売数の伸びはイマイチ。
ブランド認知も増やさないと信頼度が上がらないと思うから、インフルエンサーに使ってもらったり、アフィリエイターに売ってもらったり。たまに商品紹介のセミナーもやってるけれど、投資ばかりがかさんで、なかなか思うように利益につながる行動になっていないようにも感じる。
だから次の戦略としては、有名デザイナーや有名企業とのコラボをしてみようと思うけれど。。。有名デザイナーや有名企業との交渉には少し時間はかかるかもしれないけれど、営業マンに任せてみようと思う。
自社のブランド価値の向上を考えて、次の行動を取れているのはすごいと思います。そこまで行動ができるのは、資金力もあって売上げ見込みも立っている証拠なのでしょう。ですから、その行動力は保つ方向で考えた方が良いと思います。
ただ、一つだけご指摘させていただくとするなら『自社の行動力の強化』と同じくらい「時代の流れ」や「お客様の傾向」を考えてみてはどうでしょう。これからの時代では、企業にAIも搭載されてくるでしょう。ですから、実際的に将来のためになる投資も始めた方が、企業のためになると思います。
Contents
ビジネスコンテンツとは
そもそも、コンテンツの概念が理解できていないとビジネスコンテンツは作れません。コンテンツには「中身、内容物」という意味が込められていますが、ビジネスにとってのコンテンツって何?ってことが重要です。
- 商品外観、写真
- 商品の仕様、スペック
- 商品の用途、使用方法
ビジネスによるコンテンツ。というと、これらを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?
もちろん、これらもビジネスを発信する場合には正しいものですが、ビジネスの本質に沿って考えると、もう少し深い考察が必要になります。それは『お客様が必要としているものを提示する』ということが、ビジネスコンテンツの捉え方です。
つまり、お客様が必要としている情報はココにありますよ。という評価を、お客様からもらうために行動しましょう。というのがビジネスコンテンツを作る上で最も大事な考え方です。
ビジネスコンテンツとビジネスコンテンツじゃないもの
「ビジネスコンテンツとして評価の高い商品」と「ビジネスコンテンツとして評価の低い商品」は、このように分けられます。
◯ビジネスコンテンツとして評価の高い商品紹介
夏場の登山で熱中症対策に必要な「天然の塩水、ペットボトルにて販売」
×ビジネスコンテンツとして評価の低い商品紹介
最新製法で深海3000mから抽出した「天然の塩水、ペットボトルにて販売」
この大きな違いは、お客様の行動に寄り添った商品紹介をされている点です。
ビジネスの本質には『お客様の問題を解決する』という側面があります。しっかりとそれが表現されていることは、ビジネスのコンテンツ度の高さ(評価)に繋がることなのです。
BtoBなどのビジネスの場合は、ユーザーとの間にクライアントを挟むため、一見難しそうに感じますが、すべての商品は、最終的にそれを利用するユーザー(購入者)のためのもの。という考え方がビジネスコンテンツとしての評価が高いものという考え方です。そのため、業種によっては、より深い考察が必要になるかもしれません。
〇〇だけやれば売れる時代ではない
ビジネス促進には「営業、販売マーケティング、商品マーケティングなど」消費者を探す手段は様々です。ですが、今はそれに頼った戦略が全く機能しない時代に突入しています。
その理由を端的に表現すると、インターネットというマーケットが膨大なシェアを奪い、それが確立された。というのが最適解だと思います。なぜなら、人々の手元に「スマホ」という情報を今すぐに調べるられるツールが渡り、いつでも、どこからでも、悩みを解決する情報や商品を手に入れることができるからです。
そしてその情報は、今この瞬間も全世界で更新され続けていて、2020年には44ZBという想像できない数字に達しようとしています。
このグラフからもわかるように、誰もがすぐに必要な情報を手に入れられる。ということです。この状況は、ビジネスがマーケットを支配する時代は終わリ、お客様がマーケットを作る時代になった。ということを指しています。
少しわかりにくい表現をしましたが、言い方を変えるなら『誰もが、今の自分に最適なものを選べる時代になった』ということです。
ですから、売れない理由を「営業件数」「商品ラインナップ」「顧客管理」の不足として考えるのはナンセンスです。もっと情報が増えたことによる人の心理・行動について深く考察してみてください。
ビジネスのコンテンツ力の高め方
- お客様の価値観が変わったから売上げが伸びていない。
- 商品量が少ないから売上げが伸びていないと思う。
- 営業件数が足りないから売上げが伸びない。
と考えている経営者もいるかもしれません。ですが、その考え方は思い切り的外れな答えです。「コンテンツ力が足りない。」と考えなくては意味がありません。
- お客様が悩んでいることはどんなことだろう?
- お客様が困っていることは何だろう?
- お客様が必要としていることは何か?
この質問に対する解を求めることがコンテンツ力を高めるコツです。
ビジネスコンテンツとは「量より質」
ビジネスコンテンツにおいて、最も大事なことは『量より質』という考え方です。時代背景から考えてみると、量と質によるビジネスの変化の関係がよくわかると思います。
- 戦後、焼け野原になり人々の生活の質は最悪だった。
➡︎ すべての人の生活が向上する商品が大量に出回った。(洗濯機、冷蔵庫、TV)[量] - 人々の生活の質も保たれたが、仕事の質(生産性)に問題があった。
➡︎ 仕事の質が劇的に向上するパソコンが大量に出回った。[量] - 人々の生活に困るものがなくなった。(量が満ちた。)
➡︎ 嗜好品(ブランド品)が出回った。(ブランド品の大量生産)[量+質] - 誰もが情報を選べるようになった。(自分に合ったものを選び出す)
➡︎ 今の自分に必要なものを、自ら選択できるようになった。[質]
ざっくりとした時代の流れですが、量と質の関係はこのように影響し合っています。そして、今は質の時代。『お客様にとって「質」とは何か?』これがコンテンツマーケティングの一番の根っこです。
これはつまり、ビジネスは本質に向かっていて【お客様にとって不必要なものは、お客様が購入する意味がないもの。】という判断をされることです。
ビジネスを成功へ導くために
コンテンツづくりで一番大事なこと
コンテンツづくり(コンテンツマーケティング)において一番大事なこととは「お客様の行動による心理(悩み)を汲み取る」ということです。
[お客様の状況把握(場面によるお客様の「行動」と「心理」の理解)]
私はまもなく30歳になるけれど、また彼氏ができた経験はない。けれど、周りの友達にはちゃんと彼氏がいて、徐々に結婚の話にもなっている。つい先日も友達グループで遊んでいた時に、半年後の結婚式の打診をされた。そんな彼女の幸せそうな姿を見て「私も彼氏が欲しい。」と本気で考えるになった。これまでは、仕事と趣味で十分だったけれど、将来のことを考えると、やっぱり子供も欲しいと思うし、家族ができたら幸せになれるかな。と思う。一体、どうしたら私に素敵な彼氏ができるだろうか。
これはあくまでも事例ですが、このような状況を解決するできる商品を提示する。というものがコンテンツマーケティングにおいて大事になります。
コンテンツマーケティングの精度について
コンテンツの精度(評価)は、検索順位やホームページに滞在してもらう時間で測ることができます。ただ、コンテンツを作っただけではビジネスの成果に結びつきませんから、問い合わせや資料請求、説明会やセミナー、商品購入など、クロージングまでの案内を構築しなくてはなりません。
また、コンテンツづくりに必要なツールというのは、
- ブログライティングによる文章コンテンツ
- ユーチューブなどを使った動画コンテンツ
- ラジオ的な音声コンテンツ
など、作り方も様々です。
お客様の状況把握を含め、コンテンツづくりにも時間がかかるため、効果が出るには、それなりの時間が必要になるでしょう。ただし1つのコンテンツの評価が高ければ、たった30記事で「300ダウンロード以上(3週間目に1日平均10ダウンロード)」ということもあります。
その記事はこちら ➡︎ 会社の問題・課題を見つける方法
有名なホームページ屋さんでは、1記事に対して、5人が関わり3日以上かけているそうです。それほど、コンテンツマーケティングの重要性が高く、将来に長く影響することを、すでに理解しているのだと思います。
量とは違い、質への探求は、1日でも早くから着手している企業ほど、より深く広い配信ツールへと成長します。ぜひ企業の将来を見据えて、コンテンツマーケティングに取り組んでいただきたいと思います。
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