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[時事問題特別編①]吉本興業の闇営業騒動から学ぶブランディング

吉本興業の対応について「そもそもの話」

宮迫さん、田村亮さんの騒動において、一番最初に矢面に立たなくてはならなかったのは、吉本興業だったと思う。それが一番大事なことだっただろう。

かなり状況が悪化したために、立て直すには時間がかかると思うけれど、個人的にはお笑いが大好きなので、吉本興業側も芸人さんたちも少しずつ歩み寄って、より良い将来に向けた選択をしていただきたいと願う。

そこで、この騒動について、ブランディングの視点も交えながら、そもそもの見解をお伝えしたいと思う。

吉本興業の初期対応の悪さが、一番の原因

吉本興業の闇営業が明るみになった際、一番最初にやらなくてはならないことがありました。それが、吉本興業の弱さでもあったと思います。

それは、吉本興業の闇営業騒動において一番大事だった行動は、

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吉本興業の初期対応
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だったと言えます。つまり、初動対応が今回の状況を悪化させた一番の原因でしょう。なぜなら、

  • 芸人さんへの責任転嫁
  • 闇営業を放置した吉本興業の契約条件
  • 時代の流れやメディアの発言に対して、変化に弱い経営体制

というものが、今回の初動対応から伺えます。

本来会社側が、「社員や契約スタッフを守りたい」という意志が本気であるのならば、「闇営業かも?」という時点で、最初に動くべきだったでしょう。そこで伝えるべきだったことは

  1. 闇営業をさせてしまったかもしれないのは、我々の管理体制に落ち度があったためであること
  2. 芸人に原因を追求し、改めてご報告する旨
  3. 所属事務所として、もっと皆様に「安心・安全」にお笑いを届けられるよう、今後の体制を強化すること

初動対応の段階で、この3つを約束できれば、ここまで大きくならなかったのではないだろうか。

吉本興業の闇営業が、明るみに出る前に

吉本興業の闇営業が明るみに出る前に、取り組むべきことは最低3つありました。

  • 時代把握(社会背景と時代の流れ)
  • 現状把握(自社の体制把握「企業の本質について」)
  • 体制変容(経営体制の変化と風土や文化の変化形成)

これほどまでに大きな組織になった場合、社会への影響は絶大です。そこで全社的に、もっと社会全体に対する意識を高める必要があったと思います。

  • 闇営業の暴露をする番組がある
  • 出演費用を明るみに出す番組がある

目の前の笑いのために、「笑いの値段を出す」という行為は、一見面白く感じるが、笑いの本質からはズレている。ということに、もっとフォーカスするべきだったと思う。

吉本は、一体どんな笑いを届ける会社か?

という、企業の本質に対する物語(理念)が伝わっていない(芸人さんに届いていない)ことが、企業体制の悪さを物語っている。その結果、

  • 吉本興業のネームバリューを目的に集まる芸人が増える
  • 芸人の価値が「経験」ではなく「契約金(依頼料)」になる

結果的に吉本興業は、「あなたたちの笑える経験を売ります!もっと様々な経験をしてください。」という約束を芸人さんたちと結べていないのが、今回のような騒動につながっているのでしょう。

吉本興業の風土・文化・体制への意識

吉本興業は、創業当初からの運営にあぐらをかいて、目の前の売上げに目を向けすぎて、経営の大事なことを見落としていた可能性があります。

それは、個人的な活動についての契約についてもっと明確にしておく必要があったということです。それは、契約について、次のことが明確でなかったからだと言えるでしょう。

  • 闇営業の依頼について、吉本を通すという契約(破った場合の処置)
  • 自分で営業を取る場合の対応処置
  • 「吉本を通じて依頼された仕事は、必ず守る」という約束

これらの約束を結べていなかったため、騒動そのものが、芸人の問題か? 会社の問題か? というものが明白でなかったのでしょう。

契約体制を強化することで、芸人としての活動に制限がかかったり、行動そのものに思い切りがなくなるなど、リスクはありますが、そのリスクを回避する方法を話し合う機会(コミュニケーションの機会)が少なかったことが容易に想像できてしまいます。

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お笑いを届けるために、我々(吉本興業)は、何をしなくてはいけないか?
我々(吉本興業)が、最も大切にしなくてはならないのは何か?
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という本質について、もっと早くから真剣に取り組むべきだったと思います。これは、吉本興業だけの話ではなく、すべての中小企業に言えることだと思います。

吉本興業に、最後にお伝えしたいこと

吉本興業の芸人さんたちからは、表情や動き、巧みな言葉、言葉の掛け合いを通じて、心から楽しませていただいています。

今回の闇営業騒動について、誰が悪いか? ということを問い詰めたいわけではないけれど、早く本来やるべき『お笑い』に向けての一歩を踏み出して欲しいと願います。

『雨降って地固まる』という言葉もあるので、お笑い界最大の企業の行方を楽しみに見守りたいと思います。

== 最後に ==
今回の騒動を、笑い飛ばせるくらいのものにして、もっと笑える毎日を返して欲しい。
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サブファイ ブランディング パートナー
神田

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