ブランディングの鍵は[改善、改良]

ブランディングの鍵

デザインをしたら、すぐに効果が現れることはありません。

デザインは、あくまでも長期的な投資です。

そのため、すぐに効果を出したい時には、マーケティング(戦略的な行動)が必須です。

長年のデザイン戦略を例に挙げるとするなら、SHISEIDOが素晴らしいと思いますが、
中小企業が簡単にデザイン戦略を立てられるほどの投資はできません。

SHISEIDOには、長年に渡ってデザイン部も存在していますし、企業として
デザインへの投資は莫大なものだということは容易に想像できます。

多くの企業は、いきなりそこまでを目指すことはできませんが、
それでも、ある程度デザインされたものを準備することは必要な時代です。

効果的にデザインを利用するためにも、
戦略的な行動を取ることに心がけることをお勧めします。


戦略が組み立てられないという方へ

戦略を立てることが難しい方は、戦略よりも大事な事を記載しておきますので、
まずは以下の2つのことに集中してみてください。

  1. お客様の声をもらう
  2. 声に基いて商品やサービスの改善と改良をする

お客様の声を商品に反映させるだけで、商品価値は上がります。

いきなり完璧なものを作ろうとするのは、リスクが高く、
効率が悪いと知っておいてもらいたいと思います。

時代も変われば、お客様の好みも流行も変わります。

完璧なものを1つ作ることよりも、時代やお客様に合わせて
修正していくことの方が、企業戦略として正しいのです。

多少のリスクはありますが、完璧なものを追求するリスクを考えたら、かなり少額で済みます。

大企業は、いきなり完璧を求めても大丈夫ですが、
中小企業は、身動きをウリにして、常にお客様の声をもらって、
それに沿った改善と改良ができるように、戦略を練り直しましょう。


完璧のリスク

1度に完璧を目指すことで、そのリスクはとても高くなります。

  • 完璧にするまでに時間がかかる ・・・・ 同様に費用がかかる
  • 途中で正解がわからなくなる ・・・・・ 誰の意見が正しいのかわからなくなる
  • 伝えたいことだけに偏る ・・・・・・・ お客様が求めていないものができる場合がある
  • なかなかお客様の手に届かない ・・・・ 売上げが先延ばしになる

これらのリスクに耐えうる資金があるのでしたら問題ありませんが、
多くの企業はそうではないと思います。

では、大手企業はどうなの?という点ですが、
多くの人材を使って、これらの行動を一気にやっています。

  • 企画
  • 試作
  • 検証(テストマーケティング)
  • 改良
  • 実装

上記の内容の中で、最も大事なことは、実装する前の行動です。

つまり、何度もテストマーケティングを行い、お客様が今求めているものを作っています。

問題解決能力や課題解決能力の高いメンバーが10人以上揃っていれば、
これらを一気に行うことはできます。

ですが、中小企業のマンパワーには限界がありますし資金にも限界があります。

それらに立ち向かうには、とにかくお客様の声を拾いながら
細かく改善と改良を続けていくこと
です。

良いデザインは、良い問題や良い課題を見つけることから生まれます。

そのため、お客様の声が一番素早く良い問題に辿り着くための方法です。

完璧すぎて、改善・改良できないものほど、その瞬間がピークですぐに終わりもやって来ます。

中小企業で資金もなく社員も少ないのであれば、
尚更、お客様の声を拾える仕組みや行動に力を入れられるような戦略を整えましょう。


改善と改良の上手な企業様の事例

私のパートナー企業の中でも、改善と改良が上手な企業様がいらっしゃいます。

これまで様々な制作物に関わらせていただきましたが、期間もコストも格段に安く済んでいます。

この度のブース出展においても、わかりやすく改善と改良が行われました。

MESSE NAGOYA 2017
MESSE NAGOYA 2018
2017
2018
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この写真を見ただけでは、すぐに違いはわからないかもしれませんが、
昨年(2017年)と今年(2018年)のメッセナゴヤに出展されたブースの違いです。

昨年は、とにかくビジネス向けのサービス提案に力を入れて制作を進めていきました。

私が関わらせていただいたのが、チラシとポスターです。

*上記写真は2017年のメッセナゴヤの風景です。

カラフルな色味のポスターが揃い、なかなかの評判でしたが、
ブースを出展したことにより、いくつかの改善点、改良点が見つかりました。

そこで、2018年は2ブースを借りられて、新しくポスターも作り、
ポスターサイズもすべて一回り大きくしました。

大手企業のように、独自の立て付けを行うほど資金はかけられませんが、
それでも十分なアピールができたと思います。

その他にも、スタッフに対する細い改良点(指示)があったようです。

社長も企画営業の担当の方も、かなりご満足されていました。

  • このように、1度やってみること。(試作、検証)
  • その成果を元に、問題と課題を洗い出すこと。(問題定義)
  • 改善と改良を行うこと。(実装、実践)

これは、最近のビジネス用語を使うとデザイン思考に基づいています。
古くから使われているビジネス手法としては、PDCAが近いのではないでしょうか。

これらは、各種デザインを制作する際も同じです。

社長が言っていることが日によって違うのも、お客様の視点を反復しているから。

それでも、お客様の声に基いてすべてが回っていたら、改善と改良はスムーズです。

より良いデザイン制作のためにも、より良いブランディングのためにも、
お客様の声に力を入れていただきたいと思います。


改善・改良のためのブレストセミナーも行っています。

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